流石の萩尾先生、目眩くパラドックスと浮遊感!
試し読みで止まらなくなり、とりつかれたように全巻読了してしまいました。
繊細で緻密なのは絵だけでなく、折り重なる多重構造のストーリー展開です。
個人的に、やっぱりこの先生の真骨頂はSF
だなぁと激しく感銘を受けました
萩尾先生のこの類の作品では銀の三角も素晴らしいですが、甲乙つけがたい( ´Д`)
最初の夢物語のような「どこ?どこの世界?」って感じの生活風景から
あっという間にサイコホラー的な現実と
更に夢うつつを往き来する近未来の夢先案内人、
いやー、どっぷり考えさせられますよ。
天才にしか描けない物語ですが、天才じゃなくても十分楽しめる物語でした。
もっとみる▼