腹違いの妹との出会いから始まる4姉妹の物語です。
鎌倉を舞台としたドラマが丁寧に描かれています。
何気ない会話や、戸惑いや、行動が自然と淡々と描かれていて、小説を読んでいるような感覚でした。
色んな人物の視点で描かれているのが物語
を深く厚みのあるものにしてくれています。
迷ったり、許せなかったり、浮かれたり、心配したり。
誰かが誰かを想っていたり。
どの巻も大好きなのですが、やはり最終巻がとても素敵でした。
読み終えたばかりだからかもしれませんが、「幸福」の話が好きです。
この作品では私も一緒に笑ったり泣いたりさせてもらえました。
引き込まれて一気に読んでしまいますが、ゆっくり読んでいる時間が幸せでした。
読後感は青空が広がるような気持ちになりました。
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