日常のフワフワしたところではないエピソードが、少しだけ緊張感があって良かった。
71〜72/211の神谷さん、辛いね、簡単じゃないよね、でもエライ!、という感傷を分けてもらった。かわいくて、でも、やってくれるなぁというエピソードまでもが。
そうだよ、本当に本当の手の届かない存在になっちゃうんだもんなぁ、と、あの衝動的行動に対して、苦笑と共に。そう、ワンワンならばあそこでそれこそわんわん胸で泣ける絵面に、彼女の何コマにも渡る涙に、鼻の奥がツンと。。
直前に読んだ「江藤望里の駆け落ち」に同時収録されてた「江藤蘭世の悶々」と対になるところを見せてくれる、「神谷曜子の爛々」が、冒頭の作品として編まれている。42頁。
「真壁俊の事情+(プラス)」ではまた安定のお邪魔シーンにクスリ、突然の訪問にはホロリ。32頁。
「真壁夫妻のハネムーン」は、113/211(印刷頁ナンバーは112頁)が両手を前頭部に当てている画面が全て、私の本能を刺激した。予想はついていたが慌ただしい。43頁。
「真壁家の帰郷」前後編75頁。私はこの作品が一番気に入ったかもしれない。魔界、狼族、バンパイア族という彼らの出自にまつわる要素が「ときめきトゥナイト」の大事な柱に思っているから。ただ、本編読まなくてこれだけ読むのはキツイかも、とは感じる。時々真壁俊の絵が同一感あと少し、な感じに見えた。
「森の中」はフルカラーの絵本仕立て。6頁。シーラママがかわいい。
3頁目の森の描写、森の感じが伝わった。ランゼが泣くコマ、パパとママがおろおろして森に見に来る最終頁の一番上のコマの姿、良かった。
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