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作品内容

「かわいそうな奴」に欲情する男・新谷(しんたに)×健気系チンピラ・菊池(きくち)×魔女系ヤクザ情婦・須藤(すどう)の闇社会に躍るドロドロ三角関係、緊迫の第3巻!! チンピラの菊池は、暴力団会長暗殺を命じられ崖っぷちに立たされてしまう。苦しみをひた隠しながら、新谷に「好きです」と想いを告げた菊池は、うまれて初めて、愛され幸福にひたる夜を過ごした。そんな健気な菊池を新谷は心底愛おしいと思い、借金のために寝ていた須藤と手を切ろうとするが、須藤もまた、新谷にすがりつきたいほどに心はボロボロだった。傷ついた須藤は菊池を罠にかけ、大人の玩具を埋め込み新谷を待った。3人で交じり合う、狂乱の夜を過ごすために――。

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作品ラインナップ  全6巻完結

  • 寄越す犬、めくる夜(1)

    600pt/660円(税込)

    極めて、凶悪な受2人。タチが悪くて手に余る、2つのカラダ──。【お人好し攻×クズのチンピラ受×ヤクザの“オンナ”受】 舞台はヤクザ経営のカジノ。バイトの新谷(しんたに)はチンピラのディーラー・菊池(きくち)がやっていた横領に巻き込まれ、制裁を受けることになってしまう。制裁を命じるのは会長(オーナー)の“オンナ”・須藤(すどう)。命令は「ビデオカメラの前で菊池を犯せ」。唐突な命令に硬直する新谷だったが、須藤にモノを咥えられ、泣きじゃくる菊池を犯すよう導かれ──。 闇社会に踊るドロドロ三角関係、開幕!
  • 寄越す犬、めくる夜(2)

    600pt/660円(税込)

    お人よし攻×クズのチンピラ受×ヤクザの”オンナ”受。どちらも危険でエロい、W受け! チンピラのカジノディーラー・菊地はイカサマが発覚し、ハメ撮り動画を撮られた末にヤクザの借金を抱える身となる。返済のために新職場でも金を盗む菊地は、”前科”に気付いた男に脅迫され、SMレイプを受けていた。一方、カジノのバーテンダー・新谷は、菊地の借金返済を手伝う流れでヤクザの”オンナ”須藤と「1回30万」の援助交際を始める。セックスは変態的で淫乱だが、私生活では脆い姿を見せる須藤に、新谷の心は揺れ動き―。 闇社会に踊る三角関係、待望の第2巻!
  • 寄越す犬、めくる夜(3)

    600pt/660円(税込)

    「かわいそうな奴」に欲情する男・新谷(しんたに)×健気系チンピラ・菊池(きくち)×魔女系ヤクザ情婦・須藤(すどう)の闇社会に躍るドロドロ三角関係、緊迫の第3巻!! チンピラの菊池は、暴力団会長暗殺を命じられ崖っぷちに立たされてしまう。苦しみをひた隠しながら、新谷に「好きです」と想いを告げた菊池は、うまれて初めて、愛され幸福にひたる夜を過ごした。そんな健気な菊池を新谷は心底愛おしいと思い、借金のために寝ていた須藤と手を切ろうとするが、須藤もまた、新谷にすがりつきたいほどに心はボロボロだった。傷ついた須藤は菊池を罠にかけ、大人の玩具を埋め込み新谷を待った。3人で交じり合う、狂乱の夜を過ごすために――。
  • 寄越す犬、めくる夜(4)【電子限定カバー&特典付】

    650pt/715円(税込)

    腹を括った二股攻×魔女系ヤクザ情婦×健気系チンピラのドロドロ三角関係、慟哭の第4巻!!「ほんとうに好きだったよ」新谷と須藤、最後の逃避行へ――。長年、須藤が“情婦”をやってきた暴力団会長・良継。彼の暗殺計画を知った須藤は暴走するが新谷は放っておけず、須藤を連れて逃げた。菊池には「お前だけは必ず生き残ってくれ」と言い置いて……。逃げ延びた須藤の故郷で新谷は須藤の壮絶な過去を知る。幼い須藤史哉は、いかにして一人のヤクザ・良継に出会ったのか――。
    新谷くんのズブズブ二股生活は、W受のエッチなお求めにわりと忙しい!…なエロエロ番外編も収録!【電子限定彩色カバー&紙・電子共通応援書店ペーパー&番外編ネーム収録】
  • 寄越す犬、めくる夜(5)【電子限定特典付】

    650pt/715円(税込)

    【電子限定!描き下ろし特典ペーパー収録】
    三角関係、ついに完結!
    「かわいそうな奴」に惹かれる男×健気なチンピラ受×不憫な死にがたり受

    「須藤さんが好きだから生きていてほしい」
    須藤の故郷へ、ともに逃げてきた新谷。そこで、新谷は須藤の悲惨な過去を聞き、彼をやさしく抱いた。
    翌朝、緊急事態のまま別れた菊池に新谷は「もう少しで戻る」と電話をかけたが、追手のヤクザ達は迫っており、死にたがる須藤と向き合っていたーー。
    すべての元凶のこの場所で新谷はこの悲劇を終わらせることができるのかーー?
  • 寄越す犬、めくる夜 番外編 イルミネーション

    150pt/165円(税込)

    BL史に残る闇社会叙事詩「寄越す犬、めくる夜」の番外編が登場!読む者すべての心に凄まじい余韻を残した“あのラスト”のその後。須藤はどのように過ごしているのかーー?
    ※本作は「on BLUE」vol.56に掲載された番外編作品です。

レビュー

寄越す犬、めくる夜のレビュー

平均評価:4.6 345件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 須藤さん……
    めめさん 投稿日:2024/3/19
    の過去が兎に角可哀想過ぎてもう、只々号泣の嵐でした。着地点はさすがのばらあいこ先生です。この絶妙なバランスの三角関係のラストをこの形にしたからこそ。須藤さんは、悪い事をしました。だから、仕方ないです。でも生きてて偉いです。読み返す時は毎回、 心して読まないと……。私的には「秋山くん」とセット読みです。これ読んだあとは、秋山くんで心を建て直します。 もっとみる▼

高評価レビュー

  • (5.0) 祝完結!皆に幸あれ
    naoさん 投稿日:2021/12/25
    【このレビューはネタバレを含みます】 温かな終着点に心底安堵した。カワイソウ合戦の果ての心中endとか悪い予感に押し潰されそうだったから。狂気の3P…須藤さんに応じる刹那、傷つき涙する春真ともあえて視線を合わせてしまう二股優男←鳥肌モノ。破滅的な状況に興奮を覚える自称クソ野郎な新谷は確かにいた。その闇を目の当たりにしても信じる気持ちを捨てない春真が健気すぎて…盲目な想いも危う過ぎるピュアさもここまで突き抜けると神々しさすら感じてこっちまで涙が出た。新谷もここを境に腹を括った感あり、命懸けで春真を庇い命懸けで須藤さんの逃避行に付き添う。本当に命があって良かったよ…。4巻は春真を想うと苦しくて、でもこの時点で新谷にとっての春真が一方的に庇護する相手から頼り頼られ支え合いたい存在へと変化していると思えたから、待てた。それを誰より感じ取っていたのがある意味ずっと新谷を通してふたりを〔見ていた〕須藤さんだと思っていて、だからこその「敵わなかった」であり春真をも救ったのかなと。 最終巻、3年間プラトニックて…新谷よ…初期のもみあげが雄みがあってお気に入りだったのがツーブロに!と思ったらまさかの聖人モード発動。贖罪・更生を目指す春真を見守り父や兄に徹し続け…一連の出来事で負った心の傷と罪悪感の大きさに気付かされると同時に、どちらをも救おうとした想いは本物だったと。そこは見直した。世の二股男も皆これくらいの代償払う覚悟を持てと思う。で、禊ぎ明け3年ぶりが初々しさ全開で春真に胸の鼓動を聴かせる新谷とか、たまらん。カワイソウに惹かれてる訳でも繋ぎ止めてる訳でもない、真正面から伝え合う「愛してる」に感無量。カッコつけないでいいと言われた側からやっぱり春真の前では王子様やっちゃう新谷くん、好きだ〜。 寄り添い歩くふたりの後ろ姿が微笑ましく、ひとり歩み出した須藤さんの表情も童心に帰ったかの様で先への希望の感じられる印象的なラスト。受け2人が互いの新谷への想いを理解し尊重し合えたからこそ実現した一瞬の集いが、ふたりとひとりに分かれて生きていく彼らの背中を優しく押すものであってくれと願う。皆、どうか幸せに(番外編読了済) 3人の脆さ強さが苦く愛おしく中でも菊池春真が大好きでした。その涙と成長にこんなに心揺さぶられたキャラクター、他にない。のばら先生、有難うございました。この先こそは新谷信じてもう全て託すから…春真、愛し愛され幸せになってね。 続きを読む▼
  • (5.0) 至高のノワールBL(長文レビュー…)
    yuuumさん 投稿日:2023/11/5
    【このレビューはネタバレを含みます】 よかった、めちゃくちゃよかった。 攻め一人に受け二人の構図に惹かれて読み始めたけどそれどころじゃなくストーリーが面白すぎる。ノワール映画大好きな私にはたまらない流ればかりで「おもしれ〜〜〜!!!!」って叫びながら読みました。 お人好しって度を越すとヤバいヤツと同じだと思ってるんですが新谷がまさにそれでしたね。須藤も菊池も新谷からすれば助けてあげたい対象で、首を必要以上に突っ込んでしまう。 須藤は母親の代わりでもいいからと言いながら「よしつぐくん」を求め、一方で自分を守って心配してくれる概念としての「よしつぐくん」をずっと探し続ける大人になれない子供のままだった。それは菊池も同じだったけれど、菊池の場合は新谷に愛された思い出で強くなれたし新谷に頼られることで子供から脱却できた。だから目の前で新谷が須藤を抱いたとしても、新谷が自分のことをかわいそうだと見下していたんだと突きつけられても「それでもいい」って言えたのかな。愛されたという実感は菊池の中で本物だったから。 だから新谷も妹のために菊池を信じて頼ったし「愛しい」と思ったんだと思います。 須藤のことは確かに「好き」なんだけど「愛しい」と思うのは菊池なんですよね。須藤を“普通の人”だと思って接してた時を思いながら「好きだから生きてほしい」と言ったわけですから……。 新谷はどっちつかずなわけじゃなくてちゃんと二人のことをそれぞれ大事に思ってたのは間違いないと思います。ただ須藤を抱くのは須藤にはそれが必要で、新谷はそれに応じる優しさがあったというだけで。 事態が丸く収まったあとも新谷はずっと菊池のことを見守ってたし、菊池も同じように新谷のことを大事に思い続けてた。3年間のプラトニックも最初の始まりや歪み切った関係性をリセットするために大事な期間だったんだと思います。時間を経て、新谷も菊池に向き合うことができたし、菊池も新谷を丸ごと受け入れる余裕ができた。お互いを信頼した二人が愛を確かめ合ったシーンは思わずじーんとしてしまうほどでした。 番外編まで読みましたが、須藤もどうにか生きていてくれててよかったです。トッキーもどこか足りない人だと思うので、理由とか理屈はなくていいからとりあえず毎日を生き抜くために二人でただ生きてるね、って確認し合いながら生きていてほしいですね。レビュー長!! 続きを読む▼
  • (5.0) 私みたいな人間が大泣きしました...
    ににさん 投稿日:2022/3/5
    まずこの3人の結末が見れて良かった。時間ができてから一巻からゆっくり読み直そうと思いやっと今日最終巻まで読みました。こんなに泣くとは思ってなかった。数時間経った今も最終巻の表紙の3人を見るだけで涙が込み上げてきます。ラストのお話では涙が止ま らずページを捲れなくて泣き続けてました。いっちばん最後のページの笑顔の須藤さんを見て声を荒げて嗚咽しながら延々と数分間自分でも泣き止むことが出来なかったほどです。普段からどんな事があっても泣くタイプでは無いし泣くとしても涙がポロッと出て終わり。こんなに大泣きしたのは子供の頃以来かもしれません。まさか漫画で自分がこんなに泣くなんて(笑)流石のばらあいこ大先生!といった感じです。私のような人間の心も揺さぶり大泣きさせるストーリーテラーです...犬のように分かりやすくて可愛くて愛おしい菊池、猫のように気まぐれでミステリアスで怖いのに放っておけない須藤さん。この二人の共通点は"可哀想"である事。しかもそんじょそこらの可哀想なんてものでは無いです。考えつきもしない最悪の連続を経験してきた二人。のばら先生は不憫で可哀想な奴を描くのが何故こんなにうまいのか...何故彼らに過酷で酷すぎる試練を与えるのか...本当に最悪のシナリオのオンパレードです。でもそこが死ぬほどこの作品に生きて来る。可哀想な奴を放っておけなくて愛おしく思う新谷。読んでる途中はこいつが一番クズいよな〜と思っちゃいますが、でもいざ自分が新谷だったら?自分だって二人のこと可愛くて愛おしいと思っちゃうだろうし新谷と同じことをしてしまうと思う。ごちゃごちゃ考えてたっていざ彼らの立場になって考えると、あら不思議。納得せざるを得ないんですよね。確かに自分でもこうしちゃうんだろうな〜って思ってしまう。だからどの登場人物に感情移入しても違和感というものが全くない。これはのばら先生の天才的な才能だと思います。本当に本当にすごい漫画家さんです。この結末ものばら先生らしく切なく少しの報われない気持ちも残る感じ。良すぎて読後数日間引きずるタイプの漫画ですね。この余韻に数日間浸りたいと思います。これは絶対に読むべき漫画です。 もっとみる▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

裏社会×△関係
制作:焙煎男(シーモアスタッフ)
のばらあいこ先生作、三角関係の爛れた純愛を描くシリーズ。ずっしり重い物語。ヤクザ経営のカジノで働くカタギの新谷はクズチンピラだけど健気な菊池と黒髪美人な組長の情婦・須藤との間で心も体も揺れ動きます。新谷のお人好しさに焦ったくなりつつも一方を捨てることはできない、そんな辛さが胸に刺さります。

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