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寄宿舎の黒猫は夜をしらない(上)
2巻完結

寄宿舎の黒猫は夜をしらない(上)

680pt/748円(税込)

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作品内容

吸血鬼は、この学園のどこかに身を潜めているんだと思うんです。まるで、僕らの友人のような顔をして―― 世界中から良家の子息が集う寄宿学校、ブラン・カレッジハイスクール。1年Aクラス・Xハウスに所属するユキは、学年トップの奨学生(カレジャー)だ。誰ともつるまず孤高の存在のユキに物怖じせず話しかけるのは、代表監督生(ヘッドボーイ)のジーンだけ。生徒たちの憧れの的で、絶対的な存在だ。ある日、同級生のアウラが学内で何者かに襲われた!! その首筋には、まるで吸血鬼に噛まれたような奇妙な傷痕があって…!? 未成熟な少年たちが集う寄宿舎が舞台の、人間と吸血鬼の恋と秘密――!!

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作品ラインナップ  全2巻完結

  • 寄宿舎の黒猫は夜をしらない(上)

    680pt/748円(税込)

    吸血鬼は、この学園のどこかに身を潜めているんだと思うんです。まるで、僕らの友人のような顔をして―― 世界中から良家の子息が集う寄宿学校、ブラン・カレッジハイスクール。1年Aクラス・Xハウスに所属するユキは、学年トップの奨学生(カレジャー)だ。誰ともつるまず孤高の存在のユキに物怖じせず話しかけるのは、代表監督生(ヘッドボーイ)のジーンだけ。生徒たちの憧れの的で、絶対的な存在だ。ある日、同級生のアウラが学内で何者かに襲われた!! その首筋には、まるで吸血鬼に噛まれたような奇妙な傷痕があって…!? 未成熟な少年たちが集う寄宿舎が舞台の、人間と吸血鬼の恋と秘密――!!
  • 寄宿舎の黒猫は夜をしらない(下)【SS+カラーイラスト集付き電子限定版】

    680pt/748円(税込)

    【電子限定版】描き下ろし番外編「たとえばこんな未来+α」&連載時のカラーイラストを網羅した「カラーイラスト集」収録。●愛ってそういうものなんだって、腑に落ちてしまった―― アウラを襲った犯人が見つかったらしい!? ジーンに首筋を噛まれ、学園の吸血鬼の秘密を知ってしまったユキ。それは、吸血人類との間に課せられた、あまりに切なく愛おしい恋の顛末だった。俺たち人間は、愛さないということでしか彼らを幸せにできないのか――ユキは、己の中に芽生え始めていたジーンへの気持ちに蓋をしようと決意して…!? 肌に喰いこむ牙の感触が、言葉よりも雄弁に愛を囁く――人間と吸血人類の、種族を超えた真実の愛の物語!!

レビュー

寄宿舎の黒猫は夜をしらないのレビュー

平均評価:4.8 614件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 天才
    てつおさん 投稿日:2024/3/7
    としか言いようがないです。これはネタバレなしで購入することを全力でオススメします。皆さんの評価が良かったのと作者様買いだったのですが、なんと本当にここまでとは思いませんでした。たった2冊の物語だったことが信じられません。全体を通して素晴らし いですが、特に下巻、さらに後半が涙無しには読めません。噂には聞いていた、なにやら下巻がすごいらしい、号泣必須らしいという期待を胸に読んでしまったため、そんなちょっとやそっとじゃ私の心は動かされまい!と変に意気込んでしまっていたのですが、その期待は見事に越えられ、自然と流れてくる涙が止められませんでした。夜中に読んでしまったので次の日は目が2倍ほどに腫れました。これから読む方は次の日に大事な予定がない日にしましょう。そんなことはさておき、上下巻を通して2組のcpが登場します。(完全ネタバレなしあらすじも聞きたくない!って方はここで読むのをやめて購入に走ってください)どちらも違う良さがあって2倍美味しい。しかし!!いわゆるサブカプ?になるのかな?その2人が個人的に大好きになりました。ツラい、辛すぎる、、でも切ない恋が産む愛の行方はいかに!!みたいな。こんなどこにでもありそうな安っぽいキャッチフレーズをつけたとしてもその本質に迫っている、号泣できる本当に尊いお話でした。欲を言えば彼らのその後をもう少し見せていただけたら昇天いたします。書きたいことがありすぎて上手くまとめられませんが、とても綺麗で切なく美しい愛の物語だなと感じました。1人でも多くの方に読んで頂きたい。私もきっと何度も読み返すことでしょう。出会えてよかった、ありがとう、だいすきです。 もっとみる▼

高評価レビュー

  • (5.0) 下巻を読んで涙しました
    しぃさん 投稿日:2021/9/8
    【このレビューはネタバレを含みます】 ブラン・カレッジハイスクールに在籍中の監督生ジーン×奨学生トップのユキ、同級生のバベル×アウラのお話です。 最初、吸血鬼?に噛まれた跡があるということで被害者のアウラを聞き取り調査されたことが寮の食堂で話題になり、ユキは信じてなかったので傍観者として聞いていただけだったのに、ユキにいつもちょっかいをかけていたジーンにある日噛まれてしまった事から吸血鬼?はいるのかもしれないという疑念を抱いていた。 ただ、記憶が曖昧な事もあり、調べない事には解決しないと思ったユキは独自で調べていくことに。 調べていくうちに色々な事が分かり始めていたのに、ふとジーンが吸血鬼?かもしれない疑念が再び再燃していたのだけど、同級生のバベルが怪しいことにも気がついてふと問いただすと、やはりバベルが吸血鬼?というか吸血人間と分かり、襲われる所でジーンに助けられる。 ジーンは好きという感情からその人間から発せられる銀の燐粉に当てられてユキを噛んでしまったけど、バベルはアウラから発せられる銀の燐粉を見て綺麗だと思いつつ、アウラから好きという気持ちを目で見て気がついてアウラに牽かれていたことでバベルはアウラを噛んでしまった。 好きという気持ちもあったけど、その銀の燐粉から発せられる物に吸い寄せられるように彼を噛んでしまったことに、後悔の念も抱きつつ気持ちにはあがらえない自身にも悩まされていたことを告白してきた。 アウラはバベルに噛まれると記憶がなくなっていたから、好きという記憶とバベルという人の記憶すらなくなっていたことにバベルは悲しみ苦しんだんですよね。 ジーンもユキを噛んでしまったことに後悔し、悩み苦しんだ。けど、ユキはジーンという人を否定しなかったし、むしろ理解しようとしてくれていた。 ジーンにとって、ユキは自身を見てくれていた唯一無二の存在であることがわかったし、ずっと悩んでいた事に理解を示してくれたユキを好きだし守っていきたいと思った。 色々な人がいる中、人種差別してもいいことなんてありません。それを教えてくれる作品だと思いました。 ストーリーも人物も凄く素敵で、読んでいて引き込まれていくお話に涙しました。 心洗われる作品にとっても救われる思いでした。 まだ読んでない方は試しに読んで見て下さい。 バベルとアウラ、そして先生の若い頃のお話のスピンオフも読んでみたいです。 続きを読む▼
  • (5.0) 人として恋する自由を
    moonさん 投稿日:2022/3/30
    【このレビューはネタバレを含みます】 ストーリーの構成がすごくよかったです。この作品の主な主役はジーン×ユキ。ここで出てくるけど学校は吸血人類達がその事実を隠し、人として生きるためにシニアから2つの人類が混ざって、完全檻の中のような寮暮らしで学校に通う感じです。吸血人類には噛んだ人に、忘却型、催○型などなどの効果が出ます。ジーンは誰からも人気で人柄の良い人ですが吸血人類の1人であることを隠しています。ユキは友達のいない、というか作らない質で、物ごとははっきり言うしツンツンしてる感じです。そんなユキに気兼ねなく絡んでくるのがジーンでした。ジーンがモブの星の鱗(愛してしまうと人間から出てしまうもので血飲欲が抑え込めない)のせいで吸血人類だとバレてしまいます。そこからはたくさんの葛藤を抱えつつもユキはジーンにしっかり向き合いますが、ジーンは人の血を飲みたくない、人としてありたいという思いが言葉や表情から伝わって、愛しては行けないと思ってしまうとこが切なかった。それでもどうしてもユキが星の鱗が出てしまった時のジーンは嬉しそうだけど噛んでしまったため謝るようになぐさめるのがたまらなくて。しかも普段つんつんのユキが噛んだ時の反動でトロトロになってるのによく手を出さなかったなって。安易に手を出さないとこに好感です。そのあとのユキの、愛してしまってごめんなさいに泣けました。でもおかげでジーンは前に進むため今まで事例のない行動に出たのはかっこすぎました。大人になってからのジーンはユキに相変わらずぞっこんですが、血を吸わなくてはならないので、それに対し謝るを禁止していたため、たくさんの行動にごめんなさいを含んでるところ、それに気づいてるユキが切なくて暖かくて。あと、噛まれたあとのユキが可愛すぎてたまりません。あんなつんつんしてるのに星の鱗出しちゃうなんて反則。それから、もう1つのCP。パベル×アウラはすごく泣けるCPでした。アウラが星野鱗を出して、両思いになれたことでパベルが噛んだら、まさかの忘却型でアウラに忘れられていた。それを何度も何度も繰り返す。忘れれてるのに何度も同じ恋をする。深く切ない愛に涙が止まりませんでした。アウラが密かに日記をつけていたこと、どんだけ忘れられてもそれでも諦めないパベル。素敵でした。この2人をもっとガッツリみたいです。アウラの可愛さがタイプだったので(笑) 続きを読む▼
  • (5.0) 読んでほしい、としか言えないッ!!
    タコさん 投稿日:2022/8/16
    【このレビューはネタバレを含みます】 作家さん買い、積読本より。 まず初めに言わねば!と思うので、言いますね。 とりあえず、買いですね。信じて買ってほしい…! いや、分かってた…!分かってはいたよ? レビュー然り、評価然り、安心信頼の鯛野さんだし〜? でも、ここまでかーと正直ビックリ。 ☆が足りんくて困る事があんまりないから、口あんぐりですわ。 残念ながら、私が言えることは極々少ないです。 本作はBLであること、そして吸血ものであること。 ネタバレ無しで読むことを全力で推したい作品ですッ BLの枠なんか飛び越えてしまってる気がするし、何で映画化とかしてないのか理解できんくらい素晴らしいお話だった。 設定に始まりストーリー展開が秀逸で、全く隙がないんです。 普段どれだけの段階のものを漫画家さんが練ってネームにしているのは分かりませんが、この作品は初めからラストまでを緻密に計算して描かれたんだろうなぁ…と素人目でも理解できました。 サブカプメインな場面はありますが、そこも結構クると言いますか…なかなか胸がぎゅうとなります。 愛がこれでもかッと表現されていて目頭が熱くなるし、同時にしっかり吸血もの、しっかりBLなんです。 切ない…!愛しい…!の嵐が吹き荒れますよ。 ユキのキャラが非常に魅力的。 ジーンの気持ちが痛いほど分かってしまう。 とにかく可愛くて、人として美しくて尊い! 彼が周囲の人たちと影響を与え合い、お互いに変わっていく姿が眩しかった。 ジーン、ユキと愛し合えて本当に良かったね。 はぁ…、愛し合う人達の生き様は尊いや……! 何とも言えないこの素晴らしい読後感を上下巻という短いなかに描き納めてしまう鯛野さん、やっぱりヤバい作家さんです。 一読と言わず、何度でも読みたい作品です 続きを読む▼
  • (5.0) ひたすら切なく美しい
    aiko-さん 投稿日:2023/7/21
    ニッケ先生の、ファンタジー力(?)の凄さは何なんでしょう。 明らかにファンタジーであるのに、全く「荒唐無稽」とは感じられない。 あっという間に登場人物達に感情移入し、物語の中に一気に引きずり込まれる為、自分が同じ世界線にいる感覚に陥る。 だからこそ、手に汗握ったり、一緒に切なくなったり、彼らの未来に希望を祈ったり、感情が揺さぶられる。 今回のお話も、本当にそれはそれは美しく切ない物語でした。 けれどもニッケ先生の「切なさ」は、いつも希望が持てる。 キャラクター達に芯があり、強さを感じられるので、どんな状況に陥っても「大丈夫!きっと明るい未来が待っている!」と信じながら読むことが出来る。 だから、心臓がギュウッとなる場面があっても、読んでいてしんどくはならない。 そしてもちろん、ちゃんとハッピーエンドになってくれる。 これこそ真のエンターテインメントだと思う。 (あくまで私好み、の話ですが) 作中、登場人物達の苦しみ、怒り、絶望、優しさ、愛しさ、それらが全力で紙面から溢れ出ていて、その表現力の凄さに ただただ天晴れです。 そして本当に美しい。 そもそも絵が美しいというのももちろんですが、彼らが「綺麗だ…!」と感じる情景が、本当に美しいのです。 「ほんとだね…キレイだね…!(泣)」とつぶやいてしまいます。 表情、アングル、字面、コマ割り、全てが計算しつくされているんだろうなぁ。 もしくは先生の天賦の才か。 上巻を読み、下巻は明日のハッピーランチアワーに購入しようと思っていたのに 7秒しか我慢出来ず ポチり。 だって、途中じゃ あっちの世界に入ったまんま、帰って来れません! 最後まで見届けないと、何も手に付かないよ! 一気に読んで、もう今日は幸せ絶頂、夢心地です。 もっとみる▼
  • (5.0) 感動する事、保証いたします。
    vamさん 投稿日:2021/8/19
    【このレビューはネタバレを含みます】 作者様買いです。瞬きするのを忘れるくらいに、一気に上下巻読みました。なんという世界観!なんという名作なんでしょう!興奮冷めやらず、ってくらい胸がバクバクしてます。 今までの『吸血鬼』のイメージを完全に覆しそうな、目新しい『吸血人類』の設定や世界観を作りあげたニッケ先生に脱帽です。人間との共存を図る中、その衝動に抗いながら生き抜く術を模索していく生きづらさも哀しいし、人間に対する愛する感情を持ちながら吸血行動がもたらす結果も、哀しみを帯びています。切なくて美しい愛が深い物語です。 『星の鱗粉』というニッケ先生独自の設定がポイントです。こういうアイデアを生み出す創作力がすごいですよね。ホントに感服しきりです。 そして、愛するという事で、相手を苦しめてしまうなら、愛してはいけないと思ってしまうのも、また辛い事。でも、湧き上がる気持ちって、どうしようもないし、愛さずにはいられないと思うのです。 愛する人を噛みながら、流す涙のなんともいい表せない哀しみと、愛する人を抱きながら流す涙の幸福感がたまりません。ホントに、ニッケ先生の心情の描写が胸を打つんです。ぎゅうっと締め付けられて、涙、涙です。 この作品にジーン&ユキ、パベル&アウラ、2組のCPが登場し、それぞれの愛の形に感動する事間違いなしです。中でも、パベル&アウラの恋模様は堪らなく切なくて、心を揺さぶられてしまいました。 ウェクスラー先生の過去も哀しくて、辛かった。 みんな、みんな幸せであれ、と願わずにはいられませんでした。 書き下ろしで、それぞれが幸せそうで、温かい気持ちになれました。良かったぁ。 めちゃくちゃ良かったです!これは読み応えたっぷりで、読む価値ありの名作ですよ♪ハートがチキンなもんで、期待させ過ぎて違っていたらすみません(泣) 続きを読む▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

一味違う吸血鬼もの
設計:チェック(シーモアスタッフ)
寄宿学校を舞台に起こる吸血鬼騒動。人間と吸血人類との間に重くのしかかるあまりにも切ない真相に胸を抉られます。学園のカリスマ・ジーンと気高い下級生・ユキ、パベルとアウラ、障害に立ち向かう彼らの深い愛は涙なしに読めません。鯛野ニッケ先生の練られたストーリーと世界観にどっぷり浸ってみてください!
寄宿学校&吸血鬼
設計:チェック(シーモアスタッフ)
寄宿学校を舞台とする吸血鬼ものですが、よくある吸血鬼BLとはひと味違います。人気者のジーンと、つれないユキ。傍目には仲の良いパベルとアウラ。彼らの間に起こっていることの真実は、涙なしに読めません!愛する人を愛してはいけないジレンマが苦しい…!鯛野ニッケ先生の作り込まれた物語に魅了されます。

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