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ライトノベル
しにがみのバラッド。
13巻完結

しにがみのバラッド。

590pt/649円(税込)

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作品内容

目を覚ますと、少女は死神でした。少女は、死神でありながら、その真っ白な容姿ゆえに仲間から「変わり者」と呼ばれていました。しかし、少女の持つ巨大な鈍色の鎌は、まさしく死の番人のものです。少女の使命は人間の命を運ぶこと。死を司る黒き使者である少女は、仕え魔のダニエルと共に、人の魂を奪いにいくのです。死を司る少女は、様々な人と出会い、そして別れていきます。哀しくてやさしいお話。

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作品ラインナップ  全13巻完結

  • しにがみのバラッド。

    590pt/649円(税込)

    目を覚ますと、少女は死神でした。少女は、死神でありながら、その真っ白な容姿ゆえに仲間から「変わり者」と呼ばれていました。しかし、少女の持つ巨大な鈍色の鎌は、まさしく死の番人のものです。少女の使命は人間の命を運ぶこと。死を司る黒き使者である少女は、仕え魔のダニエルと共に、人の魂を奪いにいくのです。死を司る少女は、様々な人と出会い、そして別れていきます。哀しくてやさしいお話。
  • しにがみのバラッド。(2)

    530pt/583円(税込)

    ある日、ひとりの少女が目を覚ましました。その少女は、人間ではありませんでした。手には、鈍色に光る鎌を持っていました。傍らには、奇妙な黒猫がいました。少女は――「死神」でした。そして、死を司る少女には、他の仲間と違うところがありました。その姿が、雪のように真っ白なこと。その心が、春のようにやさしいこと。これは、白い死神の、哀しくてやさしい物語です。
  • しにがみのバラッド。(3)

    530pt/583円(税込)

    少女は届けます。人から人に、届けます。哀しい「気持ち」を。やさしい「想い」を。少しだけでもいい。前に向かって歩いていきますように。やわらかな想いで、世界が満ちますように。願いが、伝わりますように。そして、真っ白な雪のような姿の死神は舞うのです。人々の想いをのせて――。これは、白い死神の哀しくてやさしい物語です。
  • しにがみのバラッド。(4)

    550pt/605円(税込)

    白い死神は尋ねます。キミは何処に行くの? キミは誰に逢いに行くの? キミは何処まで歩いて行くの? キミは何処まで、飛んでいけるの……? 人と死神の不思議なふれあい。それは、前ばかりじゃなく後ろを振り返る勇気と、あと一歩踏み出す心の強さを、ほんのすこしだけ与えてくれるのです。白い死神は尋ねます。――キミは何処に行くの? 聴こえますか? これは、白い死神からの哀しくてやさしい唄。
  • しにがみのバラッド。(5)

    570pt/627円(税込)

    永久の花よ、来たれ――。「――――?」名前を呼ばれた気がして、白い少女は振り返りました。しかし、そこに求める姿はありませんでした。そこにはただ空があり、何処からか風に飛ばされてやってきた淡い白い花びらが一枚、目の前を通り過ぎるだけでした。少女は大きな瞳でその花びらの行方を追います。風に舞って、ゆらりゆらり宙をたゆたう。風に乗って、ふわりふわり遠くまで。名前を呼ばれた気がしたのです。少女を、よく知る声が――。これは、白い死神の哀しくてやさしい物語。
  • しにがみのバラッド。(6)

    510pt/561円(税込)

    ――来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。それはまるで、真っ白い花のよう――。白い少女が振り返ると其処は、灰色の街でした。迷い人の園。虚無と現実の果て。少女を呼ぶ声。白い花を呼ぶ音。――来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。――見付けておくれ。――この、散りゆく花の音を。そして白い少女は扉を開き、枯れ逝く花の声を聴いたのです。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
  • しにがみのバラッド。(7)

    550pt/605円(税込)

    何処かで鈴の音が聴こえて、ふわりと咲く風になりました。風は真っ白い花をたずさえて、空に浮かびます。真っ白な花だと思われていたそれは、真っ白な少女でした。少女で、そして――死神でした。そのまわりを、黒猫が、ぱたぱたとコウモリのような羽根で飛んでいました。少女はやさしく微笑み、黒猫をそっと抱えて、ラララ、と唄いはじめました。――空には、雨あがりの虹が架かっていました。これは、白い死神と黒猫の、哀しくてやさしい物語。
  • しにがみのバラッド。(8)

    570pt/627円(税込)

    まるで、“光”と“影”のような二人の少女。その白と黒の死神に仕える黒猫たち。彼らの想いは、通じ合っているはずなのに、すれ違ったままでした。彼らの主人である少女たちも、外見はうり二つでしたが、心はすれ違い続けました。あるとき。灰色の街に住む白い花は、枯れ逝くまえに、ことばを届けます。“光”と“影”へ。けっして交わるはずのないふたりへ。そして、黒猫たちは……。――これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
  • しにがみのバラッド。(9)

    490pt/539円(税込)

    真っ白な少女は、空にたゆたっていました。そこは、不思議なくじらが舞う世界。忘れものの森。電波塔の上。海が近い街のどこか……。傍らには真っ黒な猫の姿をした仕え魔がいました。少女は、死神でした。それは、ひとびとの命を運ぶ存在。真っ白な少女は、ひとびとと関わり、交わり、そして変えていくのです。これは、白い死神と黒猫の、哀しくてやさしい物語。
  • しにがみのバラッド。(10)

    550pt/605円(税込)

    行ってくるね。真っ白な少女は、精一杯に笑った。仕え魔のダニエルは哀しそうに、行ってらっしゃい。と応えた。白い少女の向かう先は、光が塗り替えた世界。そこは、何も無い世界。少女は、透明な空に、透けるように少しずつ消えていく。そうして、ここから、離れていった。――少女を待っていたのは、赫い血の色の空。鈍色に光るのは、その空に浮かぶ存在が手にした巨大な鎌。その少女は、死神だった。真っ黒の。そして、はじまる。はじまりの終わり。終わりのはじまり。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。

レビュー

しにがみのバラッド。のレビュー

平均評価:5.0 2件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 叙情的な物語詩
    電次さん 投稿日:2023/6/1
    誰にでも平等に訪れる死をテーマにした本作は、だからこそ普遍的な物語であると思う。別れというものは悲しく切ないけれども決してそれだけではない。終わりがあるからこそ美しく貴いのだと語る本作から、勇気づけられるような、背中を押されるような温かいメ ッセージを受け取り申した。 もっとみる▼

高評価レビュー

  • (5.0) 心やさしい死に神さんのお話し
    takさん 投稿日:2018/6/21
    死に神だけど白い出で立ちのモモと使え魔の黒猫ダニエルが人の死に触れながら織り成す悲しくも優しいお話しでした。1巻は短編4つで構成され、内容、ボリューム共に読みやすく、活字入門にはうってつけです。もっと若い時に出会いたかった本ですね。ちょっと 年寄りには物足りなさも感じましたが、いいお話しでした。 もっとみる▼

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