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エゴイスト
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エゴイスト

540pt/594円(税込)

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作品内容

「愛した彼は体を売って、生きていた」。

2023年初春、本作品の映画化が決定。出演は鈴木亮平、宮沢氷魚。文庫版には鈴木亮平の特別寄稿を収録。

「母が死んで、『死にたい』と思っていた僕の何かは死んだ」。14歳で母を亡くした浩輔は、同性愛者である本当の自分の姿を押し殺しながら過ごした思春期を経て、しがらみのない東京で開放感に満ちた日々を送っていた。30代半ばにさしかかったある日、癌に冒された母と寄り添って暮らすパーソナルトレーナー、龍太と出会う。彼らとの満たされた日々に、失われた実母への想いを重ねる浩輔。しかし、そこには残酷な運命が待っていた・・・。
龍太と母を救いたいという浩輔の思いは、彼らを傷つけ、追いつめていたのか? 僕たちは、出会わなければよかったのか? 愛とは、自らを救うためのエゴだったのか? 浩輔の心を後悔の津波が襲う。人は誰のために愛するのか。賛否両論渦巻く、愛のカタチ。

※この作品は単行本版『エゴイスト』として配信されていた作品の文庫本版です。

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  • エゴイスト

    540pt/594円(税込)

    「愛した彼は体を売って、生きていた」。

    2023年初春、本作品の映画化が決定。出演は鈴木亮平、宮沢氷魚。文庫版には鈴木亮平の特別寄稿を収録。

    「母が死んで、『死にたい』と思っていた僕の何かは死んだ」。14歳で母を亡くした浩輔は、同性愛者である本当の自分の姿を押し殺しながら過ごした思春期を経て、しがらみのない東京で開放感に満ちた日々を送っていた。30代半ばにさしかかったある日、癌に冒された母と寄り添って暮らすパーソナルトレーナー、龍太と出会う。彼らとの満たされた日々に、失われた実母への想いを重ねる浩輔。しかし、そこには残酷な運命が待っていた・・・。
    龍太と母を救いたいという浩輔の思いは、彼らを傷つけ、追いつめていたのか? 僕たちは、出会わなければよかったのか? 愛とは、自らを救うためのエゴだったのか? 浩輔の心を後悔の津波が襲う。人は誰のために愛するのか。賛否両論渦巻く、愛のカタチ。

    ※この作品は単行本版『エゴイスト』として配信されていた作品の文庫本版です。

レビュー

エゴイストのレビュー

平均評価:4.9 26件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 母の存在
    ぶぶたろうさん 投稿日:2023/12/24
    購入して長い事本棚にし舞い込んでいました。 クリスマスイブの今日何故か 本棚から引っ張り出してしまった。 なんとなく 予測出来る道筋に指しかかった時 携帯の電源を落として やらなくてもよさそうな家事をして。 また午後に読書を再開した この 先は色々な感情が溢れては 波が引くように 客観的な見方をしたりの繰り返しで 感情が忙しかった 恋人との関係 母との関係 4人の交差する思い 私自身も 子供であり母でもあるから ごめんなさい を、ありがとう と言い変えて行けるような人でありたい 終盤の母の呼称が印象深いです。 もっとみる▼

高評価レビュー

  • (5.0) 優しい嘘
    ぴひこさん 投稿日:2023/2/11
    【このレビューはネタバレを含みます】 青い青い、映画ポスターが印象的で興味を持った作品。作者さんを存じ上げず、その自伝的小説であることを知ったのも全部、この映画がきっかけだったのだけど…原作を読み終えた今、劇場でこの作品を観る自信がなくなってしまった。 小説で、文字で、こんなにも心が揺さぶられるのは久しぶりのこと。読みながら自分も、浩輔と龍太、龍太の母親と一緒に過ごす。物語の中で生きた彼らが体験したこと、交わす言葉、季節までもがありありと目に浮かび感じられる。そんなリアリティを伴った日常とドラマに頭は占められ他のことが手につかないのだ。映画評では、まるでドキュメンタリーのようだと言うのだから尚更だろう。 モデルとなった彼らがもう既に他界しており、本当に物語として語られるしかなくなっていることが、辛くて哀しくて。浩輔の、相手を気遣わせないためについた優しい嘘の数々が、却って相手を損なわせ、浩輔自身をも苦しめることになったのも辛い。 でも、全編を通して愛に満ち溢れている。決して陽気な作品ではないけれど、愛に生きた人たちの姿が描かれている。 タイトルにあるエゴイスト、作者である高山氏は、主人公(自分)の取った行動がまるでエゴイストのそれだと書かれたようにみえるけれど、自身の経験を振り返ってみても、他者との繋がりにおいてエゴが存在したことがないと言える人間なんている訳ないだろうと思うよ。だからこそ、浩輔、龍太それぞれの母親との関係に、また浩輔と龍太の母親との関係に、涙が止まらない。たまらない気持ちになる。 ごめんなさいや、ありがとうという言葉が、薄っぺらでなく本当に必要とされる言葉になっており、そこにも言葉の力を感じた。 政治的なことを書くつもりはないのだけど、巷で取り沙汰されている法案を巡ってのあまりにも無神経な発言、心ない暴言。浩輔たちはどう思うだろうか。 2/22追記 映画を観ました。映像と音、言葉の重なりなど、映画ならではの良さが際立つ。原作では表されていない部分を描いた良さもあり、逆に十分ではなく誤解を与えるのではないかという部分もあり。 宮沢氷魚くんのピュアさ、阿川佐和子さんのナチュラルな演技も貫禄の柄本明さんも素晴らしかったけど、鈴木亮平さんの浩輔は、表も裏も浩輔、という圧巻の演技。 私は原作を読んでおいて良かったと思いました。映画を先に観た方はより大きなショックを受けたかもなぁ、って思います。 続きを読む▼
  • (5.0) スメルズの桐野に泣いた自分が救われた…
    みりみゆさん 投稿日:2023/2/5
    【このレビューはネタバレを含みます】 本作は、ゲイである作家の私小説で、地方で育ち、壮絶なイジメを受けて東京に出て出会った恋人と出会い過ごした日々がリアルに描かれている。その出だしがスメルズの三島を彷彿とさせるな、と思い引き込まれているうちに、予想もしていなかったうねりが生まれ、いつの間にか母親としての自分が号泣していた…こんなに心を動かされるとは。映画の主演の鈴木亮平の後書きがまた素晴らしかった。映画も鑑賞。パンフ小説必読作品。自分を切なくさせたスメルズとの対比という観点から、この作品をおすすめしたい。スメルズのネタバレを含むので、未読の方はご注意を。 永井三郎先生のスメルズ ライク グリーン スピリット。あの作品が他の作品と一線を画するのは、閉鎖的な社会でマイノリティであることを自覚した三島、桐野の人生の分岐点に対照的な母親の存在があり、子である桐野が母への思慕から、自分のセクシャリティを隠して結婚して子を持つ選択をしたという現実にあり得る、でもやるせない点にあるのではなかろうか。桐野は、母にカミングアウトした上で、母は苦慮しながらも現実的な選択肢を提示し桐野が母と秘密を共有しながらその後の人生を過ごすことの意味。LGBTQのことを描きながら母と子の関係を描いているところがあの作品の深さなんだと思う。 本作の主人公、浩輔は、ゲイであることを母には告げずにいるうちに母は病気で亡くなってしまう。しかし、母への思慕は強く、母の死すら揶揄する同級生に嫌気がさし、東京に身を置き、クローズドゲイとして仕事に打ち込む中、パーソナルトレーナーとして年下の龍太と出会う。社会を斜めに見ているけれど、繊細で知的な浩輔が、龍太に出会って世界が色づいていく様はリアルで、恋に堕ちる理由も魂が惹かれ合うとはこのことかと思うような深さなのである。その龍太と母親に、母を失った喪失感を抱えた浩輔が関わることで生まれる心情の変化。実体験を踏まえた説得力が半端ない。 自分は、桐野の母親が、桐野を知ろうとして読んだ本の中に、この作品が含まれていたら…と、詮ないことを思わずにいられなかった。しかしスメルズを読んで苦しかった母親としての自分がこの作品を読んで救われた。母親と子の一生途切れることのない関係をも描いた凄みがこの作品にはある。*感動を受けた作品に感謝と時間を捧げる感覚で書いたレビューで想いが伝わったと感じると無性に嬉しく励みになります。多謝 続きを読む▼
  • (5.0) 新年早々今年一番の神作品が決定した号泣
    コパンさん 投稿日:2023/1/22
    本作は2023年2月10日公開予定の同タイトル映画の原作です。鈴木亮平がBL映画に出ると聞いて映画予告編を観たら、宮沢氷魚の無邪気で透明感ある笑顔に心射抜かれてしまった。映画公開前に原作読むか迷ったが読んでしまいました。初めはただのエロ作品 だったら嫌だなあと思ったが全然違った。純愛、いや人間愛です。作者の実体験に基づいているので細部までリアルで心を打ちます。ネタバレなく読まれてください。号泣します。文体は読みやすくセンスが良くて、あっと言う間に読み切ってしまいます。何度も涙を拭う休憩は必要ですが。作者の青年期のイジメや苦難と救済に心揺さぶられ一生を一緒に生きた気分です。LGBTとファッションナブルに口に出す浅はかな括りでは語れません。映画を観て読んでも良いですし、先に原作を読んで映画を観てもどちらも良いと思います。是非是非読んでくださいませ。人生観が変わるような作品に出会えるのは滅多にありません。人生観を変える作品は真の芸術だと思います。ネタバレ厳禁です。多くは語れませんがこれほど多くの方に薦めたい作品は美しい彼以来です。本作をシーモアに掲載した運営陣流石です。どうか読んでみてくださいませ。お願いします。【映画を観て追記します】昨日映画館で観てきました。凄くオススメします。原作を読んだら是非是非映画も観た方が良いです。エロいシーン多めですがすごく綺麗に自然に撮れてます。鈴木亮介と宮沢氷魚のイケメン二人が神キャスティングです。意外にも最後鑑賞後に何か心に温かいものが残る作品に収まっています。もうコレを観てしまったらBLコミックが嘘のように感じるので怖い。コミックで読んでた世界観があの二人で臨場感あり観れるとは何事でしょう。凄い尊いモノを拝見させていただきました。そして泣いた。もう鼻水ズルズルでタオルハンカチを握りしめて泣いた。そしてまた映画観ただけで原作読んでない方は原作絶対読んだ方がいいです。映画にはない細かいエピソードも多く含まれています。またモノローグ風に書かれているので主人公の心情のヒダが手に取るようにわかりさらに作品を理解出来ます。500円ちょっとで購入できるんですもの是非購入をオススメします。 もっとみる▼
  • (5.0) 最愛
    *****さん 投稿日:2023/2/8
    【このレビューはネタバレを含みます】 なるべく前情報なしに読んだ方が良い作品です。核心(ネタバレ)に触れますのでご注意を!! …… 若く美しいゲイの恋の話なのかと読み始めたら、浩輔の恋人・龍太との描写が思いの外淡々と(という言葉が適切か分かりませんが)描かれているのが気になり、龍太をもう一歩深く知りたいと思ったところに訪れた悲劇。 何故…?と思いながら読み進めたところ、行き着いたのは愛の話、しかも男性同士の愛をベースにしながら、母への痛切な愛を描いた作品なのだと気づき、しばし持つべき言葉をなくした。 私にはこんなに成長した息子がいないので想像するしかないが、幼子を見ていると、男性の母に対する愛は特別なのかなと思うことがある。自分の話で申し訳ないが、ある日、『自分の願い』を書くという宿題に、息子が拙い文字で『おかあさんがずっとしあわせですように」と書いた事をいつまでも忘れられない。 ただ愛することがなぜこんなに難しいのか。これはそのまま私への問いでもある。母親として、「あなたの思うままに生きたらいい」「私はいつでもあなたを想っている」と、ただそれだけを伝えられたらいいのに、現実はどうにも儘ならない。自分の力のなさに苛まれ、心に重石のようにあり続ける【ごめんね】。対して子どもは、いつまでもどこまでも母を心の底から信じている。 『エゴイスト』とは誰のことなのか。浩輔だけでなく、龍太も、龍太の母親も、浩輔の母親も(他ならぬ私も)、詰まるところそうなのだ。しかし私小説として書いた作者は、あくまでもその矛先を己に向けている気がしてならない。愛とは身勝手なものだから、と割り切れない。装丁のロゴがバラバラになった十字架のように見えた。 「ごめんなさい」と母に伝え続けた浩輔は最後「赦された」と感じたように見える。赦してもらうようなことではない、だから「ごめんなさい」と思わなくて良いんだよと、浩輔を抱きしめてやれるのは、やはり母なのだろうか。 龍太の母親の最期を書かない作者の心の内を思うと、やはりこの人はどこまでも母を愛しているのだと思わずにはいられない。 しばらくは読み返せないけれど、きっとまた。 続きを読む▼
  • (5.0) 本日、映画を観てきました。
    のりこさん 投稿日:2023/2/17
    【このレビューはネタバレを含みます】 原作と映画、どちらを先にしようかと迷いましたが。映画では浩輔の慟哭は伝わりましたが、龍太の人生は…?となり、その点も含めもっと知りたくて、帰宅してすぐに原作を購入し読了。たった122ページの中に、彼の生い立ちや恋人、その母親との関係が予想外に淡々と描かれていました。「僕には愛がわからない」という主人公が「エゴイスト」と名付けたことが本当にやるせないです。これを愛だと言わずして何と言うのでしょうか。あとがきが鈴木亮平さんだったことにも驚き、最後の少年少女へのメッセージにまたも涙腺が崩壊しました。高山さんの冷静な文体と、映画で流れていたピアノの音が耳に付いて離れません。恋人の急逝と相次いでその母の死。高山さんご自身もお母様と同じ肝臓がんだったこと、もう運命としか思えません。そして、ヤングケアラーだった龍太。高校を中退して売りで家計を支える事しか出来なかった彼の、トレーナーになりたい夢。「地獄ばかりじゃなかったよ」の場面では嗚咽が止まりませんでした。余りにも凄絶で短い人生を駆け抜けた龍太が、晩年は幸福を感じていたと知って安堵しました。何度も何度も出てきた全員の「ごめんなさい」が辛かった。誰も、何も悪くなどないのに。鈴木亮平さん同様、今頃4人で仲良く幸せにしていてくれたらと、私も祈らずにはいられません。 続きを読む▼

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映画化

「エゴイスト」

【出演】

出演:鈴木亮平 宮沢氷魚

【公開日】

2023年2月10日

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